現代医学の盲点
自然治癒の症例

小児科編 4-3

筋ジストロフィーの改善


筋ジストロフイーが改善した!

栗沢大輔君(仮名)生後5ヶ月の症例。

生後、翌日に緊急入院

私は東京都在住の栗沢と申します。長男の大輔は2003年8月14日に生まれました。その翌日にミルクを大量に吐き戻し、気管に穴が開いていると疑いをかけられました。それで、その日の夕方、救急車で順天堂大学付属病院へ運びこまれました。

筋ジストロフイーの疑い

血液検査の結果、CPKの値が機械の故障かと思うくらい異常に高いと言われました。CPKの標準値は200〜280と聞きましたが、大輔の場合は約70000と異常に高いものでした。それが9月上旬に入り約3000まで下がりましたが、また17000まで上がってしまいました。医師からは「一過性のものとは思えなくなってきました。デュシェンヌ型筋ジストロフイーの疑いがあるので専門の病院で遺伝子診断を受けられてはどうかと思います。」と言われ、東京女子医科大学病院で遺伝子診断をお願いすることになりました。結局順天堂大学病院の小児科は9月13日に退院し、東京女子医科大学病院に転院となりました。

筋ジストロフイーと診断

転院して2ヶ月後の 11 月下旬にようやく専門医から「遺伝子の傷が確認された」と伝えられ、「筋ジストロフイー」という診断が下されました。「首はすわっているようですから先天性ではないようです。1歳3ヶ月くらいまでに歩くようになればベッカー型で、1歳6ヶ月までかかるようであればデュシェンヌ型とみていいでしょう。筋生検をやればすぐにどちらの型かはっきりしますが、まだそこまでやらなくてもいいですね」ということでした。東京女子医科大学病院で渡された遺伝子診断の結果は筋肉の細胞膜に存在するジストロフインという物質が欠損しているという結果でした。ちなみに転院してすぐに結果は出ていたようですが、毎日全国からたくさんの血液が送られてくるため、1人の患者だけに手をかけているわけにもいかず、結果を聞くのに時間がかかったそうです。はっきりいえば後回し、忘れられていたようでした。これが現実とはいえ、私は深い憤りを感じずにはいられませんでした。

大沼先生との出会い

それで独身時代に買ってあった「ガン・リウマチ・ヘルニア自然治癒を科学する」という本を取り出して読んで、すぐ名古屋の大沼先生のところに相談に行きました。大沼先生の考えは「先天性の病気は妊娠中の母体の血液の状態が悪いために起こるといわれました。また、後天性で新生児の病気の場合は母乳に原因がある場合が多い」と言われ思い当たることが沢山あることに気づきました。

妊娠中のトラブル

私は5年前に橋本病と診断されてからずっとチラージンという薬を飲んでいました。妊娠する前は飲んだり飲まなかったりという状態でした。しかし、妊娠してからは「赤ちゃんの成長を妨げることになりますから忘れずに飲んでください」と言われ、赤ちゃんのためと思い妊娠中は忘れずに飲みました。また、アレルギー性鼻炎がありましたので飲み薬とナナドラネーザルという点鼻薬を使っていました。飲み薬はすぐに中止となりましたが点鼻薬だけは続けるように言われ、それも鼻の中が炎症しているので多めに使用するように言われ、そのとおりに使っていました。ところが産婦人科で相談したところ、ステロイドが入っているので1日2回まで、6時間以上は空けるように言われました。それを聞いたのはすでに妊娠 3 ヶ月の時でした。「1日1本使い切ったということでもない限り大丈夫です」と言われましたが一抹の不安を覚えました。また、妊娠2ヶ月から6ヶ月までつわりで苦しみ、 3 ヶ月の時に悪阻で入院もしました。後半は、臨月に入ってから妊娠中毒症になり手足がむくみ、足はしびれまで感じるようになっていました。場合によっては入院して治療する必要があるとまで言われました。その他には、やはり臨月の頃でしたが「あまり咳がひどいと早産になる可能性がありますので大丈夫ですから薬を飲んでください」と言われ1日3回朝昼夜と咳止めの薬を1週間以上飲みましたが、一向に咳は治まることはなく出産当日を迎えることになりました。ここでも不安を覚えたことを思いだします。結局、楽な日はほとんどない状態のまま出産の日を迎えました。血圧が180を超え、急遽帝王切開で出産となりました。

手当て

大沼先生の説明を聞き、思い当たることばかりでしたので施術をお願いすることにしました。「お腹が膨らみおへそが飛び出している」と指摘されました。「これは異常発酵といい、腸内でミルクが腐敗しています」といわれ、ミルクを中止して無農薬玄米の粉で作った“おもゆ”を飲ませるように指導されました。また、体の異常は「右側の股関節が軽い亜脱臼のような状態で手足の動きが悪く、首も上がらない」ともいわれ、その場で手当てをしていただきました。“おもゆ”を飲んでくれるかどうかとても不安でしたが、喜んで飲む姿をみて安心しました。1ヶ月後、東京で2回目の調整を受けました。すでにおなかの張りも消え、おへそも正常に戻っていました。手足の動きも活発になり、首も正常に動かすようになりよく笑うようになってきました。まだ、肝臓や胆嚢の周辺が硬く働きが安定していないようですが大沼先生の具体的な指導を守り、根気よく続けて行きたいと思っています。

勇気

大沼先生にお会いするまでは辛すぎてとても文章にする勇気などありませんでしたが、先生をはじめスタッフの皆様のお陰で希望を持つことができるようになりました。心より感謝致しております。難しく感じることもありますが、完全回復するまでたくさんのことを学ばせていただきたいと思っておりますので、どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

平成16年2月1日




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