池森さんは、幼少の頃から低血糖であった。
19才で糖尿病を発症し、40年以上に渡りインシュリン療法を続けていた(一日約40単位)。
また、血糖のバランスを取るために、無理な歩行を続けた。
その結果、20代後半に下肢の神経障害が発症し、足指の運動困難と知覚消失の他、排便と排尿を催す感覚まで無くなっていた。
一般的糖尿病の内科的指導に、血糖値を下げる目的で歩くことを薦めることが多い。
これは速足で歩くことにより糖代謝を促進し、血糖のバランスを保とうとするのである。
しかし、糖代謝は分解の過程で乳酸が発生するため、血液中の白血球が不活性となり血液の浸透率が低下し、新陳代謝が悪化するのとあいまって坐骨神経と下肢の神経障害に至るのである。
池森さんは、体力以上に足に負担をかけていたため、膝関節を痛めたのである。
人工関節置換術と診断された半月板の損傷も、NRT免疫活性療法により修復されることが X線の追跡調査にて証明された。
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